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CSRへの取り組み

社会的責任(CSR)の遵守

私たち一人ひとりが社会的責任意識の高い市民として行動することは、当社が健全で継続的に発展するプロセスとして重要です。私たちは徹底的な環境保全やグローバルな供給体制、企業活動全般のコンプライアンス、社会的倫理等に適合した行動など、あらゆる企業活動の場面においてCSRを重視すると共に、継続的に見直し、レベルアップに努めていきます。

事業を通じた社会貢献

  • 社会的に有為な製品・サービスを、品質・安全・環境負荷に十分配慮して安定的に提供する
  • 事業活動の展開は、国際社会、地域社会の文化や慣習を尊重し、その発展に貢献する

コンプライアンス

  • 関係法令、社内規定を遵守した企業行動を徹底する
  • 公正・自由な競争・取引を行い、政治・行政・市民および諸団体との健全な関係を維持する
  • 企業情報の適切な開示による透明性と個人・顧客情報の適正な管理を徹底する

人権の尊重

  • 全ての人の人権を尊重し、人権・性別による差別や児童労働・強制労働を含む個人尊厳を損なう行為を禁止する
  • 従業員の資質が最大限に発揮できる、安全且つ衛生的な職場作りを推進する

トップメッセージ

ナミックスグループは、企業理念として掲げる「創造と革新により、すべての人の幸福と自然の繁栄を実現する」、また、経営基本方針である 「Create value for the future ~「オンリーワン」かつ「ナンバーワン」企業へ~」を経営ベクトルの普遍的な柱と位置付けています。

また、市場環境・内部環境の変化を的確に捉え判断と行動を行うべく、3ヶ年を基本単位とした中期経営方針を設定、経営ベクトルの普遍性と変化への対応視点を明快に理解・共有しています。

個人および集団としての行動理念・行動指針を踏まえ、継続的で力強い成長を実現していくと共にCSR活動の対象・目標・推進体制をタイムリーに見直すことに留意し、そのレベルアップに努めていくこと、これこそが当社の掲げる、社会への貢献と考えます。

スマートフォンに代表される情報通信機器は、社会インフラといえるものになってきました。車載分野についてもセンサーなど様々な電子部品が搭載され、安全性の面から厳しい環境にも耐えられる当社の高性能材料が使われています。機能の高い商品の供給を通じて省電力・省エネルギー・小型化、高性能化に寄与しています。

これからもエレクトロケミカル市場は大きく広がり、自動車分野ではより安全に、より環境にやさしく、エネルギー分野では限られた資源や環境問題の解決に貢献します。
このような事業を通じた社会への貢献に加えて、持続可能な社会を実現するためには、環境問題、人権問題など、解決すべき課題が世界にはまだ多くあります。
当社でもRBA行動規範に則り、紛争地域の鉱物資源問題の解決についても早くから対応を進めて参りました。
また、当社はグローバルに事業を展開するにあたり、グローバルな人財の育成にも力を入れています。多様なバックグラウンドや価値観を尊重し、国内外の拠点で人財交流を行うとともに企業理念や目指す方向性をグローバルに共有し、社会に対して最良の価値を提供するため、真のグローバル企業の実現に向けた様々な取り組みを行っています。

例えば、海外拠点と定期的なミーティング、日常的なWeb/電話ミーティングを通じて情報の交換、交流を図り、また、広い視野で世界と向き合う能力の強化として、語学教育を積極的に行っています。

世界へ向けた供給の継続性も大きな課題のひとつと捉え、災害時などの緊急時においても安定した製品供給を行うため、海外での生産拠点を拡充し、事業展開する国内外のどの国や地域にあっても、共通の企業理念・経営基本方針をもとに事業運営を行っています。

並行して、当社が安定供給を行う中で考えられるリスクについても検討・管理しています。その中でも特に生産に支障をきたすと考えられるものについて、リスク評価により特定し、当社の会議体の中で定期的にレビューを行い報告しています。また、お客様と社会の信頼に応えるため、先にあげた生産拠点の分散化と併せ、事業継続マネジメントの強化も進めており、各種訓練・平時の備え等を通じてレベルアップも図っています。

売り上げの約8割を海外が占める企業ではありますが、地域社会と共に持続的な成長が可能となるよう有形無形の取り組みを進めており、青少年育成活動、地元イベント・行事への積極的な協力や、地元スポーツクラブへの協賛などを通して、地域貢献活動にも力を注いでいます。

以上は一例ではありますが、なにより当社自身が健全で継続的に事業活動を行うことにより、地域社会との共存共栄を図り、社会の発展に寄与していくことを推進して参ります。

今後も、事業・製品を通じた社会全体への貢献を行いながら、新潟をはじめ各拠点のある地域社会においても認めて頂けるような活動を進めていく所存です。

事業を通じた貢献

当社は、社会的に有為な製品・サービスを、品質・安全・環境負荷に十分配慮して安定的な提供を行っており、事業活動の展開として、国際社会、地域社会の文化や慣習を尊重し、その発展に貢献できるよう推進しています。

当社は、環境に有害である鉛を用いない製品、廃棄物を少なくするロングライフ製品、有害物質を用いないRoHS対応製品等、環境に配慮した製品開発を推進しています。 例えば、太陽電池パネルにおいては、より低コストで高い変換効率の実現に向け、太陽光発電に使用されるセルの太陽電池用電極材の開発に力を注いでいます。

また、製造プロセスは、製品の原材料受け入れから製品の出荷まで最新システムによって厳しく管理しています。 これにより、品質特性の変動が極めて少ない、信頼性の高い製品を安定的に提供します。 さらに、当社は、材料(絶縁・導電)技術、プロセス(配合・分散)技術、評価解析(材料・構造解析)技術をコア技術に、最新の設備と機器を揃えた研究開発施設において新たな技術開発に取り組み、安全で環境負荷の少ない製品開発を行っています。 環境保全やグローバルな供給体制作りを推進して行く中、様々な環境変化に対応する上で、災害時などの緊急時においても安定した製品供給を行うため、海外の生産拠点を拡充しています。新工場を立ち上げる際には、より高効率生産ができるような設計を導入するのと同時に、地域社会の文化や慣習を尊重、共存し、社会の発展に寄与できるように事業活動を進めて参ります。

地域社会との共存共栄

当社は、創業の地である新潟を中心に、各拠点にて地域社会との共存共栄を目指し、様々な取り組みを推進しています。

地域:近隣清掃活動

「構内および周辺環境の美化活動」の一環として、本社、ナミックステクノコア、月岡工場の3拠点の清掃活動「クリーン作戦」を実施しています。
実際に清掃を行ってみると、草木に隠れたものなど、多くのゴミを回収することが出来、環境美化活動の大切さを参加者一同が改めて認識しています。
今後も、地域の一員として綺麗な街づくり・環境づくりに貢献する活動を推進して参ります。

文化:「オーケストラはキミのともだち」への協賛

新潟市が主催する、子どものための芸術文化体験事業「オーケストラはキミのともだち」の協賛を行っています。次代を担う子ども達のために、音楽の楽しさや文化芸術の素晴らしさの体験を通じて、豊かな感性や創造力を育む機会の創出を応援しています。

教育:青少年のための科学の祭典

子供たちの科学技術への興味を深めてもらうために、当社は毎年「青少年のための科学の祭典」に出展、協賛しています。数多くの子供たちに実験を通じて液体がゼリー状に変わること、プラスチック板を加熱すると縮んで小さく固まっていく変化や紫外線を当てると液体が固まることを体験してもらいました。体験した子どもたちは興味津々でした。今後も、このような活動を通して、科学のおもしろさ、不思議さを感じてもらい、次世代の創造性豊かな子どもたちの育成活動に力を注いで参ります。

医療:米国での救急医療活動への貢献

国土が広大な米国での空路を使った医療搬送、その中でも機動力の高いドクターヘリはなくてはならない存在となっています。当社では、米国でドクターヘリ5機を所有し、その機体を航空医療搬送事業を展開している「REACH社」へ貸出しを行い、活用して頂いています。当社が所有する5機は、カリフォルニア州やオレゴン州を中心に、米国西海岸エリアの命を守る医療現場を支えています。

子ども・子育て支援:事業所内保育事業

「えびがせ保育園アミック(新潟市東区海老ヶ瀬)」を2016年4月1日に開園しました。 当園は「子ども・子育て支援新制度」の「地域型保育事業」における運営主体をナミックス(株)とした「事業所内保育園」です。当社従業員以外、定員の一部を地域枠として地域の児童も受け入れることで地域社会に貢献しています。子どもたちの自主性や協調性、コミュニケーションの発達を重んじ、さまざまな遊びを通して、元気で明るい健やかな成長を促し、“毎日遊びに行きたくなる”そんな楽しい保育園を目指します。

下記バナークリックでえびがせ保育園アミックに移動します。

えびがせ保育園アミック

スポーツ振興:私たちは、アルビレックスを応援しています!

新潟のスポーツクラブ、アルビレックスへの応援を通じて、スポーツ振興に力を注いでいます。

サッカー

アルビレックス新潟 ユニフォームスポンサー レディースオフィシャルスポンサー

野球

新潟アルビレックス・ベースボールクラブ オフィシャルスポンサー

バスケットボール

新潟アルビレックスBB オフィシャルスポンサー

バスケットボール

新潟アルビレックスBBラビッツ オフィシャルスポンサー

スポーツを通じながら、次世代を担う子どもたちの育成として、子どもたちに夢や目標を持つ素晴らしさ、努力の大切さ、フェアプレー精神を伝える地域の青少年育成活動に力を注いでおります。

グローバル人財の育成

海外の売上高が約8割となった当社において、グローバル対応が必須となっています。『自然と人間の共存共栄』を軸に、高付加価値製品を提供し続け、世界中のお客様から信頼を頂き、相互繁栄を実現していくことが私たちの目標です。 海外ビジネスの拡大に伴い、世界中のお客様とのコミュニケーションを行う上でもグローバル人財の育成は必要不可欠と考えています。 「グローバル対応」の視点を強化し、国際感覚を身に付けるためにも、海外拠点への計画的な配置、育成目的の海外派遣、また国際化プログラムのひとつである外国語研修では、海外留学をはじめ、短期集中研修へ積極的に社員を派遣し、加速度をつけて進展するグローバル化に対応するべく、外国語スキルのレベルアップを図っています。 また、各海外拠点の社員とも人財交流を進め、国内外を問わず従業員に必要な教育を施せるような体制づくりを進めています。 国内海外を問わず、どの拠点においても、ナミックス社員としての誇りを持ち、個々人・組織ともに、自律的に高い目標に挑戦できる機会と環境を提供しています。

人財育成における体系図

体系図

グローバル(国際的)に活躍できる人財育成

海外拠点

環境保全活動への取り組み

当社では、環境活動をより体系的に推進するため、環境マネジメントシステムを構築し、2003年11月にISO14001の認証を取得しました。地球燃料資源の有効な利用と炭酸ガス排出量の抑制を目的とした地球温暖化の防止など、これからも人と地球に優しい企業として積極的に環境保全活動を推進していきます。

廃棄物再資源化の推進

廃棄物の減量化や発生した廃棄物の再資源化に取り組んでいます。 例えば、廃プラスチックは焼却処理し、燃え殻は道路の路盤材としてマテリアルリサイクルされています。廃溶剤は燃料としてサーマルリサイクルされ、リサイクル率99%以上維持を目標に掲げ、再資源化の推進を行っています。


焼却後の燃え殻

リサイクルされた路盤材

省エネルギーの推進


ガラス面フィルム
年度毎の目標施策に加えて、省エネガイドラインを定めて日常のエネルギーの合理的な使用に努めています。 例えば、ガラス面にフィルムを貼り輻射熱の抑制、室内温度放出の抑制や冷却循環ポンプ2系統をインバーター化し、電力量1日あたり432Kwから389Kwへ削減など、エネルギー使用量の抑制に取り組んでいます。

グリーン調達

環境に優しい製品を提供するために、製品と生産に使用する原材料、容器、包装材、購入製品等は、環境負荷の少ない資材を調達しています。 そのため、2005年に“NAMICS グリーン調達基準書”(部品材料に含まれる化学物質の自主基準)を設定し、お取引先様の協力のもと、購入調達資材の含有化学物質の検証を実施しています。 製品に含まれている化学物質の規制は、世界各国でその要求は高まり続けています。当社はこれらに対応するため、常に最新の情報収集に努め、より確実な管理に向けてその仕組みの維持向上を行っています。

環境汚染防止に配慮した工場設備


排水処理施設
ナミックスグループでは、排水処理施設によって工場排水をきれいにし、法規を遵守することにより、公共水域の水質汚濁防止に努めています。排水処理施設では、日常点検・整備を行い、安定稼動に努めると同時に排水の水質を監視し、排水基準に基づく測定も行っています。 また、排ガス発生施設の排出口でSox、NOx、ばいじん濃度を測定して大気汚染の防止に努めています。

社員への環境教育


環境教育風景
企業理念および環境方針の共有と意識の醸成を図ることを目的に、環境教育・研修を全社員対象に実施しています。 環境の基本教育や専門教育に加えて、製品に含有する化学物質管理の重要性についても製品含有化学物質管理ガイドラインに基づいた教育を行っています。 また、各職場の安全担当者を対象にリスクアセスメントの教育や安全指導、危険物や有機溶剤の取り扱い教育なども行い、安心で安全な職場環境の維持向上に努めています。

CSRレポート

贈収賄防止に関する方針

私たちナミックスグループ(ナミックス株式会社ならびに各国の関連会社をいいます。以下同様)は、「社会的責任(CSR)の遵守」において、コンプライアンスに関する方針を表明しておりますが、世界的な潮流として贈収賄の防止強化が要請されていることを踏まえて、この度本方針を制定し、日本国内及び事業を展開するすべての国・地域において、本方針に基づいた贈収賄の防止と社会の皆様とのより一層の信頼の維持と発展に取り組んでまいります。

ナミックスグループは、当社グループの事業を遂行する国・地域に適用される贈収賄の禁止に関する法規制(※1)を遵守し、社会の疑惑や不信を招くような金銭その他の利益(※2)の授受を行いません。

また、当社グループのすべての役職員は、以下を遵守します。

  1. 贈収賄、横領、司法妨害など、すべての形態の汚職行為を行いません。
  2. 日本および外国の公務員ならびにそれらに準ずる者(※3)に対しては、法令などを十分理解し、社会の疑念や不信を招くような接待・贈答や、不正な利益を得ることを目的とした金銭その他の利益の供与を行いません。
  3. 取引先などとの接待・贈答について、社会的常識や健全な商慣習から逸脱したものの授受を行いません。
  4. 会社での立場・権限を利用して、取引先などから私的利益を図るような要求を行いません。

※1:「贈収賄の禁止に関する法規制」とは(例示)日本:国家公務員倫理法、不正競争防止法(第18条)米国:海外腐敗行為防止法(The Foreign Corrupt Practices Act of 1977)英国:賄賂防止法(UK Bribery Act 2010)その他:OECD外国公務員贈賄防止条約

※2:「金銭その他の利益」とは財産上の利益、および人の需要・欲求を満たすもの

※3:「公務員ならびにそれらに準ずる者」とは国家公務員、地方公務員、国際機関の公務に従事する者、法令等により公務に従事するとみなされる者、政府または地方公共団体が実質的に支配する企業の役職員、および前掲に準じる者